シーナがバレンタインを知った日のこと。

「ああクロス？今電話大丈夫？……ん、よかった。ゼノンいい子にしてる？……そう。お前チョコレートあんまり好きじゃなかったよな。…………うん、そうだったと思って。……他に好きなお菓子とかないかなって。……え、本当？本当に？考えてみろよ。何もない訳ないだろ…………何も企んでない。……本当だって。…………。もういい！」ガシャン！


デレる機会を失ったツンデレのツンは３倍増。バレンタインを彼に吹き込んだ犯人（深紅）の部屋からの電話でした。

深紅が「お菓子じゃなくてもいい」と知っていれば……。悔やまれます。